ヒアルロン酸注射の打っても膝の痛みが消えない原因は?

膝などの関節が痛くて病院へいかれた方は、ヒアルロン酸を関節内に注射された方も多いと多いと思います。

当院に来られる患者様の中にはヒアルロン酸注射では膝の痛みに全く変化が出なかった方も多くいらっしゃいます。ヒアルロン酸注射の主な効果は関節の動きをスムーズにすることです。

ヒアルロン酸の減少により関節に負担をかけている場合は効果が出るかもしれませんが、身体の構造が正常でないために(歪んでいるために)関節の動きが悪くなり痛みが出ている場合は、構造を正常に戻さなければ痛みは取れません。

ヒアルロン酸注射

痛みの原因が関節内にある場合 ⇒ 効果はある程度有効

痛みの原因が関節外にある場合 ⇒ 効果は感じない

ヒアルロン酸注射を打ってみたけれど、あまり効果を感じられなかったという方は、身体の歪みを一度疑ってみてください。

ヒアルロン酸について

良く耳にするヒアルロン酸とは、どんなものなんでしょうか?

ヒアルロン酸は、身体のさまざまなところに存在しています。もともと体内(目や皮膚、関節など)に含まれている成分です。ヒアルロン酸は、その優れた保水力で注目を集めており、化粧品や健康食品や医薬品の原料としても使用されています。

目・・・硝子体に多くふくまれ、目の形を維持する

皮膚・・・肌の乾燥を防ぐ、肌にハリをあたえる

関節の中には、関節の動きを良くするために関節液が含まれています。この関節液の成分にあるヒアルロン酸が関節の動きをスムーズに行うための大事な役割を果たしています。他にも、軟骨への栄養供給や、膝への衝撃を吸収する役割があります。

ヒアルロン酸は、1gあたり6Lの水を保つことができます。ヒアルロン酸は、高い粘性(ねばりけ)と弾性(元に戻ろうとする性質)の2つの性質があります。粘性と弾性はヒアルロン酸の濃度や分子量(ヒアルロン酸の長さ)によって異なります。また、体内の存在する部位や病気によってヒアルロン酸の状態は変わってきます。
 
変形性膝関節症や変形性股関節症などになると、関節内で炎症がおこり関節液の量が増加します。そして関節液のヒアルロン酸が分解されると、ヒアルロン酸の高い粘性と弾性が失われ、関節への負担が増してきます。


福岡市早良区の半月板損傷整体院