半月板に連結する組織は?
半月板の前側と後ろ側、内側には靭帯や筋肉などの組織が連結し、半月板の正常な動きを維持しています。これらの組織が異常をきたすと半月板の正常な動きがさまたげられてしまいます。
前側
- 内側半月膝蓋靭帯
- 外側半月膝蓋靭帯
- 膝蓋下脂肪体
後ろ側
- 膝窩筋
- 半膜様筋
内側
- 内側側副靭帯
前側からの連結
前側から連結しているのは、膝蓋下脂肪体と、膝蓋骨と半月板を連結する半月膝蓋靭帯です。半月膝蓋靭帯は、内側と外側にそれぞれあります。
膝蓋下脂肪体
膝蓋下脂肪体は膝の中にある脂肪組織で、クッションの役割があります。半月板の前側にあるため、膝蓋下脂肪体自体が損傷したり、周囲の炎症などによって硬くなってしまいます。半月板とも連結しているため、半月板の動きに影響をあたえます。
膝蓋下脂肪体は、膝を伸展したときに前に押し出され、屈曲したときに後方へもぐりこんできます。
半月膝蓋靭帯は、膝の伸展や屈曲によって働きが変化します。
膝を伸展した時の半月膝蓋靭帯
膝を伸ばす動作では、大腿四頭筋の緊張によって膝蓋骨が上方に移動します。そのとき半月膝蓋靭帯も同時に緊張し、半月板を前方に引っ張ります。
膝を屈曲した時の半月膝蓋靭帯
膝を曲げる動作では、大腿四頭筋の緊張がゆるみ膝蓋骨が下方に移動します。そのとき半月膝蓋靭帯も同時にゆるみ、半月板は後方に移動します。
後ろ側からの連結
後ろ側から見ると内側半月板には半膜様筋、外側半月板には膝窩筋が連結しています。半膜様筋と膝窩筋はともに半月板を後方へ引っぱる役割があります。
内側からの連結
膝の内側では内側側副靭帯が内側半月板と連結しています。
行き方・地図
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